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2014/08/24

世論という名のえー加減さ

笹井氏の自殺(他殺説も一理ある)の原因として、「NHK特集のなかの小保方氏とのメールが原因だ」という声が、Twitter上に多々あることに、驚いた。あのメールは、[二人が仕事開始した初期のもの]なのだ。このメールを見て、二人が関係有り、と判断する人は、事件の時間軸を調べていない。Twitterは、匿名で書くのは自由だから、あまりに安易に調べもしない声が、風見鶏のように流れ、それらが、時の世論のよう伝播していく。それは結局、大衆は無関心、ということだ。
この、無関心という装置、なかなかのしろものだ。
昨夜、ヒットラーがどうやって政権をとったか、ドキュメント二時間。一昨日は、日本が国際連盟を脱退についての検証番組を見た。驚いたのは、ドイツ人も日本人も、戦争に向かおうとしている時期には、歓喜しているのだ。戦後両国民衆は、軍部やナチに騙され、脅されていた、新聞が煽った、新聞社は書きたい真実を書けなかったなどと言ってるが、なにより、民衆自身が、歓喜していたのだ。
その原因は、なんのことない、[無関心の装置]。ここに組み込まれた時間の果てに、これからも歓喜は起こるのだ。

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